補装具費支給とは?

お金の壁』という敵を知るのには、まずは『お金の支給』という見方を知りましょう。
ロービジョン
ロービジョンとは
完全に視界がない状態(盲目)ではないが
病気や加齢の影響で、
- 視力が大幅に低下する
- 視野が狭くなる
- 視野に暗点が現れる
などの問題を抱える状態の事です。
ロービジョンの患者数は日本で150万人いると言われているが、
『自分がロービジョンと認識しない』
『そもそもロービジョンという症状があるということを知らない』
という方が一定数いらっしゃるのが現状のようです。
ロービジョンへの認識、情報の普及が広がればと思います。
恐らく、昔の私のような微妙なロービジョンの方は車の免許も取れず、
障碍者手帳も取れず、かなり微妙な立場にいらっしゃる方がいるのではと思います。
車の免許は視力が0.7ないと取得できません。
が身体障碍者手帳は一番ハードルが低い6級の視力でも
良い方の視力が0.3以上0.6以下かつ他方の視力が0.02以下
でないと取れません。
例えば、両方とも視力が0.4だったら視覚障碍者の手帳は取れません。(視野障害が該当すれば取れるかもしれませんが)
見え方は人それそれなので、何とも言えない視覚障碍者の基準です。
この基準っていったいどのような方が作られたのか、一度お話してみたいですね。
ないものねだりかもしれませんが、日常生活で車に乗れるか乗れないかは私にとってはかなり大きい障害でした。
特に実家が田舎なので、交通公共機関もなく、かなり不便なものでした。
話が少し道にそれましたが、ロービジョンを抱える方が少しでも生活が良くなる社会になってくれればと思います。
補装具費支給
さて、本題です。
補装具費支給は障碍者総合支援法により決められているようです。
対象者は身体障碍者手帳を有するもの。
厚生労働省のホームページに補装具費支給事務ガイドブックというPDF形式のものがあったので、
そちらを参照にしていただけると、かなり分かりやすいかと思います。
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000307895.pdf
今回の弱視眼鏡に関わってくる補足具のページは、p214~218に記載があります。
障碍者手帳を持っていても、その中でも対象者要件が細かくあり、用具の解説、基本構造の記載があります。
対象商品の品番や紹介は載っていませんでしたが、探した中では一番わかりやすかったです。
これは恐らく対象商品だなあと何となく判断が付きやすくなります。
本当はこの中にもっと詳しく商品紹介が載っていればありがたいのですが、残念ながら詳しくは載っていないので、
調べた中で、支給に該当した実績がある商品を記載させていただこうかと思います。
日常生活用具
拡大読書器 (上限金額198,000)
- スマートルクスデジタル2
- モビラックスデジタルタッチHD
- ヴィゾルクスデジタル7HD
- ヴィゾルクスデジタルXL FHD
- optaro
補装具
弱視用(上限金額38,200※主競3倍以上56,800)
- マックスシリーズ
- ガリレオシステムシリーズ
- リド・テレメッドシリーズ
弱視用焦点調節式(上限額18,600)
- マイクロラックス6倍
- ケプラーシステム単眼競
- クラプM
- アドベンチャー
遮光用(上限額31,200)
- ウェルネスプロテクト
矯正用(上限額16,800~24,000)
- ユニビジョン
- ノーヴェスシリーズ
- プリズム・ビノ・コンフォート
これらの商品以外にも対象の商品があるかと思います。
本当は、対象商品一覧がどこかにあれば良いんですけど、私では見つけられませんでした。
補装具給付には、認定医の意見書が必要になり、注文や納品、給付申請に時間を要します。
かなり手間を要しますね・・・。
生活の中で実際に使ってみないと本当に使い勝手が良いものなのかは、眼鏡屋さんで試していても分かりにくい面もあります。
高額ですし手間もかかるし、購入や申請の前にお試しレンタルみたいなサービスがあれば良いんですけど・・・。
以上、参考になればと思います。
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